響き渡る笑い声 『みなとー、はやくこいよー!』 司に呼ばれて、俺はある洞窟に向かう。 小さな、洞穴のようなその場所で 司と里奈は俺に手を振っていた。 『エヘヘ、やっとほれたね。』 『ともだちだってしるしだな。』 司の言葉に、俺達の視線は『印』に向かう。 洞穴の中の、大きめの石 表面に刻まれた文字 湊 司 里奈 その『三人』の名前が、そこには刻まれていたーー