まぁこれは確かじゃないけど



でも、夢で感じた感覚は良く知ってるから…



「はぁ!?何言ってんだよ湊!コイツの事が好き?だから莉子を諦めるってか!?」



は?




「ちょっと待った。何でそうなるんだよ。」



「だってそうだろ?お前は里奈の事が好きって思い出した。だから莉子の事から逃げようとしてんだろ!!」




まるで図星を刺されたような



心を見透かされた感覚に陥って、一瞬動揺した。




「何だよ…お前の気持ちは、その程度のものなのかよ!」



「ざけんな!諦められる訳ねぇだろっ!!」