俺は全部話した




学校での出来事




全て…




「は…?莉子が西脇と?」



俺はゆっくり頷いた。




今でも鮮明に目に焼き付いている




莉子は西脇の事…




「…何だ湊、今日はエイプリルフールじゃねぇぞ?」



「は?」



何を聞くんだと思って司の方を向いて見ると




あろうことか司の顔は真剣だった。



「莉子が西脇と?んな嘘で俺が騙されると思ってんのか?こんな部屋まで演出してさ…どうせ莉子がどっかから笑って見てんだろ?



おーい莉子、お前の策略は破られた。大人しく出て来い!」




「お前一回病院で頭診て貰えよ。真剣に。」