この荒れた惨状を見て、司は玄関で目を丸くしていた。 「司…。」 司は落ちているものを避けながら中に入って来た。 「何回言ったか分かんねーけど…勝手に人ん家入って来んなよ。」 「いや今はそれどころじゃねぇだろ!?何この有り様!?」 ハァ、と俺はまた溜め息を吐いた。 ほんとコイツは…タイミング良いのか悪いのか いや、悪いか 「別に…只壊したかったんだ。」 「縁起でも無いこと言うな!お前なら本当にやりかねそうだっ!!」