西脇君はニコッと笑顔を浮かべる。 「何してるんだ?」 「あ…日誌を先生に届けて、教室に帰るとこだよ。」 西脇君は「へぇ。」と言いながら私との距離を縮めた。 「西脇君こそ何してたの?もう五時だよ?」 授業終わって大分時間が経つ。 もうとっくに皆帰ったと思ったのに… 「友達にサッカー誘われてさ。今までやってたんだ。」 成る程…西脇君って運動神経抜群だもんね 「櫻井の事、残念だったね。」