「真、由?」 抱き締められていると、すぐに理解出来た。 「大丈夫。莉子はちゃんと…ここにいる。私の隣は、莉子の場所でしょ?」 「真由…。」私も真由を抱き締め返す。 ありがとう、真由 真由が居るから、私は私で居られるんだよ 「ありがとう…もう平気。私、日誌を先生に出してくるね?」 「えぇ、ここで待ってるわ。」 真由の笑顔に安心しながら、私は教室を出て行った。