07:00AM

「おはよー、ふぁぁぁ…」


「あら、おはよう。まだ休みなんだから寝てればいいのに。」


「ん~、でも夏休み最後の日だから、なんか寝てるのもったいなくてさ!」

僕は「灰原 和樹」小学五年生だ。みんなは僕のことを親しみを込めてカズキと呼んでくれるんだ!…まぁそのままだけどね。


今日は夏休み最後の日。宿題は夏休みの最初の方に全部やったから、今日は遊び放題!…でも明日からまた学校なんだよね…

あ~ずっと夏休みならいいのになぁ…




「ソノネガイカナエヨウ」




「…ん?母さん何か言った?」

「?なにも言って無いわよ?おかしな子ね…あ、玉子、オムレツと目玉焼きどっちがいい?」

「じゃあオムレツでお願い」

「りょーかーい♪」

ご機嫌な母さんは手早くオムレツを作って僕に出してくれる。僕はそれにパクついた。
うん、うまい!




10:00AM
「あ、十時か。じゃコウタんち行ってくるよ!」

「車には気を付けなさいよ!」「は~い!」
家を勢い良く飛び出し親友の家へと急ぐ。

今日はコウタ達とゲーム大会。夏休み中の対戦成績は20勝20敗一分。今日の勝負で二学期中の給食のプリン総取り権が決まる。


04:30PM
「いやった!二学期のプリンはいただきぃ!」「うわぁぁ負けたぁぁ!カズキ今日は調子いいな!」
「ヘへ、まぁね。じゃあそろそろ時間だし帰るね。お邪魔しましたぁ!また明日な!」
「おう!明日学校でな!」



07:00PM
「今日は♪和樹の好きな♪グラタンよ~♪」
母さんご機嫌だな。

うん!美味しい。グラタンなら毎日食べても飽きないよ。多分ね。


10:00PM
「和樹!明日から学校なんだからもう寝なさい!用意はすんだの?」「平気だよ。おやすみなさい」


あーぁ、明日からまた学校か…

僕はそう思いながら寝ました。