「―――ふーん。で、そこのパン大量に買ってもらったと」 松島千尋との同行から帰って来てすぐ、私の研究室には隅田先輩が遊びに来た。 そこで私は先輩にパンを渡しながら相手先での話を聞かれるがままに話した。 「はい。このパン屋もなかなかいいところでしたよ」 「…そこじゃなくてさ。―――しっかし、あの松島がねぇ〜…」 先輩はしみじみとそう言い、私の頭に手を伸ばす。 「?…どうしました?」 「いや、ずいぶん愛されちゃってんだな」