「い、いや、あの…俺と、………付き合ってくれませんか?」 …? ………!? 「―――お疲れさまです。」 やっぱコイツ変人だ! そう思った私は当たり障りない挨拶だけを残して後ずさりをした。 そしてそのまま、猛ダッシュでメモリーカードの届け先に向かったのだった。 「待って!あの―――…」 彼の叫び声だけが、廊下に響いていた。