俺は少しの間考えて、川沿いを歩いてみることした。水が生活に必要な以上、川沿いに誰か住んでるかもしれないと思ったからだ。
川沿いを歩いていくこと数時間。
空が茜色に染まりだす頃。はたして、小さな小屋があった。
そっと窓から中を覗いて見てみる。
小屋の中は広々としていて、真ん中の椅子に座っている人の背中が見えた。
生活に必要な調理器具などの他には、部屋の角にテーブルと椅子があるだけだ。
少し妙だとも思ったが、今は贅沢を言える状況じゃない。
何とか頼み込んで、食糧を分けてもらおうと思い、俺はドアをノックした。
コンコンッとノックをして、すみませ~んと言う前にドアが開いた。
出てきた男は外国人だった。
フランスかイタリア辺りだと思うが、俺には判別がつかない。
困った。
どちらにせよ、俺は日本語しか喋れない。
と俺が困惑していると、
「どうぞ、お入り下さい」
という流暢な日本語でその外国人の男は言った。
俺は呆然としながら生返事をし、促されるまま小屋の中へ入った。
そこで俺は自分の眼を疑った。
先ほど窓から覗いた時には角にあったテーブルと椅子が、部屋の真ん中に置かれているのだ。
川沿いを歩いていくこと数時間。
空が茜色に染まりだす頃。はたして、小さな小屋があった。
そっと窓から中を覗いて見てみる。
小屋の中は広々としていて、真ん中の椅子に座っている人の背中が見えた。
生活に必要な調理器具などの他には、部屋の角にテーブルと椅子があるだけだ。
少し妙だとも思ったが、今は贅沢を言える状況じゃない。
何とか頼み込んで、食糧を分けてもらおうと思い、俺はドアをノックした。
コンコンッとノックをして、すみませ~んと言う前にドアが開いた。
出てきた男は外国人だった。
フランスかイタリア辺りだと思うが、俺には判別がつかない。
困った。
どちらにせよ、俺は日本語しか喋れない。
と俺が困惑していると、
「どうぞ、お入り下さい」
という流暢な日本語でその外国人の男は言った。
俺は呆然としながら生返事をし、促されるまま小屋の中へ入った。
そこで俺は自分の眼を疑った。
先ほど窓から覗いた時には角にあったテーブルと椅子が、部屋の真ん中に置かれているのだ。

