「今度から盾つくんじゃねぇよ?」


「・・・」


「おい、返事しないと─────・・・「分かりました!!」」


勝ち誇ったような笑みを浮かべる顔は世界中の女を魅了させてしまうような顔だった。


赤くなる顔がばれない様に下を向く。



い、一本取られた・・・!!



「エロ大魔王・・・」


「あぁ゛ん?」


「なんでもないし!!」


「ブッ・・・テメェ・・・!!」



アタシはヒロの持っていた煤けたタオル奏に投げた。

見事、顔にクリーンヒットした。

アタシって名投手かも♪


白目のヒロと顔をひくつかせている奏を放置して一人で二階にいったのだった。