そういって和磨とあたしと輝はは鬼止めされているメルセデスに乗り込んだ。 運転席には黒いサングラスをかけた厳つい人がいた。 車からは煙草とシトラスの混ざった匂いがした。 決して臭くなくて、安心するような匂いだった。 「・・・匂い嗅いでるあたしって変態・・・?」 「なにが変態やって?」 「ううん、なんでもない」