それにもう普通の悠希に戻ってるし…。


「知ってる???廊下ってのは日が当たらないから…さ・む・い・の!!!そんな中、30分以上待ってたのに洸哉は1人で帰る気満々だし…???声かければ驚かれるし…???」


悠希はわざと子供のようにしゅんとした。


『あー、悪かった。ごめんな???まさかドアん所で待ってると思わなかったし、あんな暗い声で悠希が声かけてくると思わなかったんだよ。』


「だって…寒いし、1人でつまんないし…」


また悠希が暗い声で言った


んあ゙ー!!!だめだ。俺は悠希の暗い声に弱いらしい。


『分かった。分かったから。悪かった。ごめんな???温かいコーヒーでも奢ってやるから、機嫌直せ???』


これで機嫌直るか…???


「っぷ……」


(っぷ…???)


「イヒヒヒヒ☆」


(何…悠希の奴笑ってんだ???)


『何笑ってんだよ???』


「イーヒッヒッヒ(爆笑)」


まだ悠希の笑いは止まらない様子。


『なんだよっ?!』


「イーヒッヒッヒ…だって…洸哉が…ヒッヒッヒ…本気で…謝ってんだもんっ!!アーハッハッハ」


『はぁ???』


悠希が笑いすぎで目に涙を浮かべながら言った。