まさか夏波が女子首席だとは思わなかった。


「珍しいな。洸哉が女の子、それも初対面で会ったばっかの子と仲良くなるなんて。」


『!!!!!悠希!!お前まだいたの???』


「ひでぇ…ちゃんと待ってたのに。」


悠希…居たのか。


てっきり先に教室行ったのかと思ってた。


『声かけろし。』


「お前らが2人で仲良く楽しそうに喋ってるから、邪魔しないように声かけなかったの!!あんな風に女の子と話してる洸哉初めて見たし。」


悠希が変なことを言ってきた。


『そうか???普通だろ。』


そうだ。普通だ。


「いや、楽しそうだったよ。それにしても夏波チャンって可愛いね。」


そうか???確かに顔は可愛いと思ったけど。


「顔良し!!頭良し!!性格良し!!素直で純粋。擦れてなくて、可愛い天然。それでいて人懐っこい。パーフェクトじゃん☆」