そしてどこからか希菜は水晶玉のような物を出し私に見せてきた 『見て下さい。これがAの世界。今私たちがいる世界です』 水晶玉には、梨緒や晴乃にいじめられている私が映っていた――――― 『こちらがBの世界です。』 ん? そこに映し出されたのは私、横山友果が知らない女の子たちと仲良く話している風景だった――― 『ど、どう言うこと!?私が二人いるの――――』 『そういうことです』 いや、わかんないから…