「ただいまー」


テーブルに置いてある、冷えたご飯の横に置き手紙があった。


お母さんだ。


゙今日も遅くなりまず


お母さんはバリバリ仕事ができるのか会社では結構上の地位にいる。

だからか、とても忙しい。

お父さんは単身赴任。


時々寂しくなる。


冷えたご飯を温め、一人で食べた。


お風呂に入って、上がってから携帯を見るとメールがきていた。



ーー知らないアドレス…


誰?


メールを開くと、違うクラスの結城 忍という、学年1イケメンかも、と呼ばれている人からだった。




題:結城です
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3組の結城です

大事な話があるので
終業式が終わったら
体育館裏に来て欲しいです

待ってます。





大事な話?

まさか…
告白!?

…それはないか~!!


だって、話した記憶がない。

むしろ関わったことがない。


告白じゃないとしたら、何だろう?


あぁ!!
あたしの友達の誰かのことが好きだとか…。


これだったら、
すっごく納得できる。


あっ!!

だめじゃん。

だって…

終業式は…


司くんが誰かに
告白するんだよ!!!


最低だけど、覗き見する。


だって…


すっっっっごく不安!!!

俺様にひかれるらしい
とか、
まず柳田くんがいるし!!



それに…

それに…、
相手が気になるし...


……ん~もぅ!!



どっちに行くべき?


もう分から~ん!!!


どうしたらいいの?


めちゃくちゃ悩んでる最中に頭が疲れたのか、いつの間にか寝ていた。