「私はね、華が私に濡れ衣を着せたんだとずっと思っていた。でも、違うんでしょ?」 みんな、みんな話してしまえば楽になれるのかな? 50年も私の中にあった罪。 「私の母さん…桜宮晴美が犯人なんでしょ?」 「……ぜ、全部…はな、話します…」 涙がボロボロと流れる。 それでも、私の50年の罪を話さなければいけないと思った。