50年も同じ場所で止まったままじゃいけないよね。 着物に身を包み、辰巳の元に戻った。 「…まだ昼になったばかりです。今すぐに華さんのところに行きますか?」 「勿論」 コワいけど大丈夫。 私の隣には龍之介がいるから。