そばにいて







しばらく歩くと、地下につながる階段が出た場所までたどり着いた。目印をつけた石を押すと、地下につながる階段が現れた。








「これは…」




「この階段を降りると薫子さんはいます」










階段を降りると、また一面が明るくなった。

割れたカプセルの周りは、水たまりができたままで薫子さんは見あたらなかった。










「ここに薫子が?」



「…はい。あの割れているカプセルの中に入っていました」









龍之介さんは手に持っていた着物の包みを机に置き、広い地下の奥に足を1人で進めて行った。



僕も探していると、龍之介さんが行った方から声が聞こえた。


向かってみると、休憩室のような部屋があり入ってみるとソファで寝ている薫子さんを龍之介さんが泣きながら抱きしめていた。