そばにいて








「貴様が仕向けたのか?貴様が薫子をっ!!!」



「……あの女は私からお兄様を奪った。それを神様は見ていた。だから、彼女に天罰が下りお兄様は解放された。ただそれだけのことです」









華はそう言って、教会から母さんと一緒に出て行った。私は呆然としてしまった。





神様が見ているだと?


ふざけるな。








おまえに何がわかる。手を強く握りしめ、私の手からは血が流れた。







「……お前の結婚相手なら、私が用意をしてやる。もう忘れるんだ」



「……無理だ…」










彼女以上なんていない。

彼女だからは私は好きになり愛している。









「父さん、私は誰とも結婚しない。彼女でないのなら一緒になりたくない」








私はそう言って教会を後にした。