そばにいて







「薫子はそんなことやっていない!!」




「…連れていけ」









私の言葉は誰も聞いてくれなかった。








「っ!!薫子ぉーー!!」









薫子はそのまま警察達に連れて行かれた。

最後に見た薫子の表情はとても痛々しかった。気のせいかもしれないが、薫子の口元を覆っている布が『龍之介』と言った気がした。