そして、薫子が15歳に私が18歳となった時に結婚することを両家に伝えた。
誰も反対する者はいなかった。
たった一人を除いては…。
「お兄様!何故あんな女と結婚を決めたんですか!?東雲家にふさわしくありません!!」
そう、私のたった一人の妹の華以外は。
理不尽な理由をつけては薫子を否定する。
「なんでお前はそんなに薫子のことを嫌うんです?」
「っ!!だって、私の方が年上ですのに彼女は……、彼女は私を見下しているんですもの!!お兄様の口からも彼女に何か言ってください!」
正直この言葉に呆れたことをよく覚えている。

