そして、月日は流れ私は15歳となり、薫子は12歳になった。
「僕、正式に東雲家を継ぐことになりそうです」
薫子は、いつもと同じで白衣に身を包みたこ焼きを食べていた。
「だろうな。あの家の者で東雲を任せられそうなのは龍之介だけだ」
「嬉しいですけど、僕には妹もいるんですよ?」
僕がそう聞くと、薫子はたこ焼きを食べていた手を止めて、眉間にしわを寄せていた。
「東雲華はダメだ。なんだかアイツはイヤな感じがする」
眉間にしわを寄せ、真剣な表情で呟く薫子。
そのとき私は、そのことに関して深く追求をすることはしなかった。

