僕は知っているんだ。 東雲龍之介も東雲華も。 だって、【東雲華】は僕の実の祖母で、【東雲龍之介】は祖母の兄だから。 もしかしたら、薫子さんは気づいていたのだろう。僕の名前を聞いて、僕の顔を見て。 僕の顔は、【東雲龍之介】の若い頃とそっくりなのだから。 僕は、その2人のことの昔のことは少ししか知らない。