「あ、
さゆおはよ~♪」


あたしは
いつものように
学校へ行く。

「さえこ、おはよ」


また
いつもと同じ
1日が始まる。

「さえこ昨日さ、
春一さんが
お店に来たんだけど。」

「そうなの??!
え~
何か進展あった??♪」




「酔った勢いで
デート誘われたくらい。」

さえこは
子供のように
跳びはねている。

「本当に??
中野さん
さゆのこと
好きなんじゃない??!」

ありえないっしょ。
酔った勢いだし。


「ないよ。」

あたしは鼻で笑った。


「さゆちゃーん♪」


突然
あたしの真上から
声がした。