ピリリリリ~~♪


食事も終わり
お風呂に入って
テレビを見ながら
ゆっくりしていると
突然
あたしのケータイが
鳴った。


―中野春一―

春一さんだ。



「はい。もしもし。」


「さゆちゃん??
俺、俺~~♪」


いじわるしてやろ。


「どちらの
俺さんですか??」


「そうゆうんじゃなくて~
俺だよ~~
春一さん♪」


この人
酔ってんの??


「春一さん、
何の用ですか??」


「さゆちゃん
今から会おうよ~~」


はあ??
意味わかんない


「もう遅いし、
お風呂入っちゃったし
無理です。」


「わかってるし~
冗談~~~♪」


めんどくさい
酔い方する人だな… 笑


「もう切っていいですか?」

「ちょっと待って~~
今度さぁ
一緒遊びに行こうよ♪」


ん?

「デートのお誘いですか?」

「そうそう♪」

酔った勢いってやつ??


「明日
ちゃんと覚えてて
もう1回電話してきたら
いいですよ~」


絶対覚えてないから。


「明日~??
うん、わかった!」


ぶちっ

プープープープー


切れたし。

変な人。


あたしは
ベッドに入って
眠りについた。