あ…、

春一さん。



「あ、さっきは
ありがとうございます。」


春一さんは
にこにこ笑ってる。


「ううん。
さゆちゃんここで
バイトしてんだ??」


「いえ、
ここあたしの家なんで
手伝ってるだけです。」


おお~~
みたいな顔で
見られても… 笑


「さゆ~~!!」


ママが呼んでる。


「はぁーい!
じゃあもう行きますね。
ごゆっくりどうぞ。」


春一さんは
手を振ってくれた。


…4時間後


「どうも
ありがとうございました~」


春一さん達の
団体を見送る。



「あ、さゆちゃん。
連絡するから。」


春一さんは
確認するように言って
お店をあとにした。


「さゆお疲れさま~
ご飯にしよっか。」

さっきの団体さんが
最後の
お客さんだったから
店を閉めた。


「うん。」

冷蔵庫から
出された料理を
レンジで温める。


もうすぐ
いつもの1日が終わる。