バタバタバタンッ!!!!!


廊下からすごい物音がして、アタシは目を覚ましてしまった。





携帯を開いて、時刻を見たら、朝の6時。


昨日は、アタシはバイトで家に帰ってきたのが朝方の4時だった。




「2時間しか経ってないんだけど・・」



微妙な時間に、変な物音で目を覚ましたアタシはイライラしながら部屋を出て廊下を確認した。





そこには、






「何してんの?」




母親と知らない男が、廊下で眠っていた。



アタシに気づいた母親は、




「おはよぉ、香乃ぉ」




「何?酔ってんの?部屋いけよ。その男も連れてけよ」



「なぁによぉ、その言い方ぁ。冷たいじゃない」




「ウザイわ。さっさと行って寝ろ。アタシも寝るし」





そう言って戸を閉めて、もう1度布団に包まった。