夜の11時を回って俺たちは、クラブへ足を運んだ。



クラブの入り口の周りには、いろんな人が立っていて、その中の1人に俺たちを誘った女子が声をかけていた。



話が通ったみたいで、俺たちも中へ入った。





「すげぇな。この客数」




思った以上に中は混んでいて、歩くのも大変だった。


女子たちはどんどん先へ行ってしまうし、後ろにいた涼もはぐれそうになってるし。




「涼!!とりあえず、カウンター行こうぜ」



「わぁかったぁ!!」



先にカウンターに行こう。





そのときだった。