「お前ね、まだ未成年で、しかも14歳なんだろ?どこのヤツか知らねぇけど、自分の人生溝に捨てるようなコトしてんなよ!!お前と俺は他人だ。だけど、心配かけんなよ!!!」



「たっ、他人なのに、何でそこまで心配してくれるんですか?普通って、シカトしませんか?」




「そっ、それは・・・・」


核心に触れてしまったらしい。

弘が焦っていた。




「アハッハハッハ。萌佳、ちゃんだっけ?コイツね、この前からずっと心配してたよ?未成年なのに何してんだよ。とか、親に心配かけてんじゃん。とか」




「うっ、うるさい!!涼は黙ってろ!!!」



アタシ、呆られてたけど、心配されてたんだ。



やっぱ、この人に恋して、よかった。





「弘!!!!!!アタシ、明日からちゃんと学校行く!!酒もタバコもやめる!!でも、中学卒業したら、いっぱい遊んでよ!!!」



「何でそうなるんだよ」



「じゃあ、学校行かないし、酒もタバコも続けるぅ!!」



「弘、別にいいじゃん。いい子みたいだし。仲良くしてやろうぜ。萌佳ちゃん、俺ら、別に遊び気分とかじゃねぇよ?そこんトコ安心してね?」



「涼!!・・・・。仕方ねぇな。じゃあ、明日からちゃんと学校行けよ?」




その時の弘は、もう優しい微笑みに変わっていた。

それが嬉しくて・・。



「・・・うん!!!!!!!!!!」