でも、名前、知られてなくてよかった。

っつか、話しかけなくてよかったぁ。


あんな恥ずかしいトコ見られて、呆られて。






やめよう。

マジメにあんな人に恋する方がバカバカしい。





それから、何週間か経って。

アタシは懲りずに夜中街をブラブラしていた。



「萌佳ぁ。クラブ行こうよ!!」

「あぁ。いいよっ!!」



友達の子の知り合いがバイトしてるってゆうクラブに行った。


夜中なのにたくさんの人が、その中で踊ってたり酒飲んだり、話したりしていた。



「うわぁ。初めて来たぁ」



感動しながら歩いていたとき。



アタシは、




見つけてしまった。