「・・・聞きたい?」
「聞きたい・・に決まってんじゃん。話してよ」
沈黙が続いた。だけど、涼はアタシを見ている。目がそらせなかった。
「・・くそ生意気なガキんちょだっ!!!笑」
「・・・・・えっ?!」
今までの空気をひっくり返すように、陽気な涼に戻っていた。
「くっ、くそ生意気ってひどくない?!たったの4歳差なんですけどぉ!!!どっちがガキんちょなのよ!!!」
「アハハハハハハッ。何か、期待した?」
「もう絶対あんたなんかに期待しない!!!!」
「ご機嫌斜めのお嬢様だね」
「うるさいっ!!タバコの吸い過ぎで肺炎なって死んじまえっ!!!!」
勢いよくベランダの戸を閉めた。