「涼。何で萌佳と知り合ったの?」


素朴な疑問だ。

いつ、ドコで、何で知り合ったんだろう。



「俺と弘がまだ未成年だったときにさぁ。夜中なのに、中学生の団体がたむろってんの。そん中に萌佳がいて。警察に補導されそうになってたトコを見かけてさ。そのときは、ませてんなぁとしか思ってなくて」




アタシが、まだ萌佳と知り合ってなかったときの話だ。



「それから、しばらくしてクラブで会ったんだよ。しかもあっちから話しかけてきてさぁ。『ずっと前、会いましたよね?!』っつって。それから、連絡取り合ったりしてたんだけど、萌佳はバッチリ弘目当てだったから、俺関係なかったんだよね」




「へー」



「そういう香乃こそ、何で萌佳と知り合ったんだ?」



「アタシも、同じようなことかなぁ?夜中ブラブラしてたら、萌佳に会って、それから仲良くなったん」




「まぁ、お前ら2人全っ然キャラ違うよなぁ」


「まぁね」



「萌佳は、うるせーガキんちょで。香乃は」



いきなり黙りだした。



「アタシは・・何なの?気になるじゃん!続き言ってよ」