アタシは、母親の言葉に耳を疑った。


「・・・・・・は?」



「お金、なくなっちゃって。だから、貸してくれない?」



母親がどんな思いでアタシに頼んでるのか分からなかった。

・・分かりたくない。



怒りが満ちてくる。





「この前、給料日じゃなかったの?」


「・・・・・・」



「ふざけんなよ!!!!!アタシは関係ない借金返すのに働かされて、あんたは遊びのために金使ってんのかよ!!!!」



やりきれなかった。

思いも口も止まらない。



「何で分かんないんだよ!!!!っつか、男いんだろ?そっちに頼めよ!!!」



「それは無理だから、あんたに頼んでんでしょ?」



「何で、無理なんだよ。自分勝手もいいかげにんにしろよ!!!とにかく、あんたなんかに貸す金なんてねぇよ。今から働いて金作ってこいよ!!!」





そのまま乱暴に玄関を出て、アタシはドアを閉めた。




最低だ・・・。

ふざけんなよ