私は気付くと病院のベッドで寝ていた。
「え・・・?なんで私がここに・・・??」


そういえば・・・
私はさっきの事故の様子を思い出した。
私はあまりのショックに気絶してしまったらしい。


こんなことしてる場合じゃない・・・啓介の元に行かなきゃっ・・・!!!


私は起き上がろうとして動きを止めた。


私は啓介を・・・我が子を見捨てたんだ・・・・自分の恋の為に・・・こんな私に母親の資格なんてない・・・。


私が行ったって・・・・


そう思い、ベッドにもう一度寝転ぼうとすると後ろから声が聞こえた。


「結衣さん。気が付きましたか?」
私が振り返るとそこには先生がいた。
しかし表情は笑っていなかった。