旅立ち

優真「ほらっおいで?」


と、手を広げていた。


だ…抱きつくってこと??


雪「い、いやぁいいよっ」



もうそりゃ私は動揺してたんだろう。


優真「ほら?」



この人は私をからかって
わざとこんな事をしてるのだろうか、


それとも鈍感?



だって結構好みの顔だし
普通に恥ずかしくてできないよ、


ましてや彼女でもない初対面



わたしはなんとか優真を引っ張って
奥に行くことだけは阻止した。


ふぅ、とため息をつくと



優真「あっ!!!あそこに…」



なんて言うから涙ちょちょぎれた(笑)



本当いろいろと心臓に悪い人だ。



優真「もう遅いし家まで送るよ」



気づくともう7時

楽しいと時間が過ぎるのが本当早い。



雪「ありがとう」



二人が隣同士歩く間がとてもぎこちなかった。


周りから見たら私たちはどう映るんだろう