豹変彼氏

                    玲華

んもう、今日は慌ただしいな。
朝から妹に麗奈斗を彼氏だとか勘違いされるし
教室の視線も痛かったな・・。

麗奈斗は麗奈斗で授業中こっち見てくるし
あんな綺麗な顔で見られたら見とれちゃうでしょ!

麗奈斗は私の事どう思ってるんだろう・・。
いつの間にか麗奈斗とか下の名前で
呼び合うようになったし・・。

「玲華ちゃーん!!」
「ひゃっ!」
考え事をしていた私は急に呼ばれて思わず声を出してしまった
後ろを振り返るとそこには同じクラスの女の子がいた
か、可愛い・・。
前々から思っていたけどここの学校には美男美女が多い・・。
私なんかと違ってね。

「・・・ちゃん!」
「玲華ちゃん!」
あっ・・。私呼ばれてたんだった
「な、なに?!」
「あ、私同じ教室の 笹原凛(ささはらりん)よろしくね!」
「よろしく!」
この子・・あ、凛ちゃん何しに来たんだろう
自己紹介だけって事はないよね。
「それで、何か用あったんじゃない?」
「あ、あのさ・・・」
凛ちゃんは顔を赤くしていた
「どうしたの?」
凛ちゃんは恥ずかしそうに口を開いた
「玲華ちゃんって橘君と付き合ってるの?」
ほぇ???
なんで私がーーー?
や、やっぱり教室一緒に入ってきたから?
「え、何で?!」
「一緒に帰ってたりしてたからさ・・。」
見られてたんだ。
誰もいないと思ってたんだけどな・・・。
「あ、あぁ。家近かったからね」
「そうなんだ」
「それだけ?」
「あ、えっと・・・。」
凛ちゃんはまた恥ずかしそうに言い始めた
「わ、私ね橘君が好きなんだ・・・。」

「えぇーーー??」
「し、静かに・・・!」
私は思わず声を上げてしまった
凛ちゃん麗奈斗のこと好きなんだ・・・
なんでだろう
なんか・・・変な気分。
麗奈斗とは何もないのに・・・。
なんでだろう

「そ、そうなんだ。」
私はそっけなく返してしまった。