豹変彼氏


優しい腕が私を包んでいた
顔を上げるとそこには大丈夫?といった表情の麗奈斗君がいた。
恥ずかしー・・・///
「れ、麗奈斗君!」
私はすぐに体を起こした
「大丈夫?」
少し笑った表情の麗奈斗君
これは絶対笑いこらえてるな・・。
ださいって思われちゃったかな。
「笑ってる・・でしょ・・!」
「えぇ?」
麗奈斗君は口に手を押さえて笑いをこらえている様子だった
「やっぱり笑ってるー!」
「わ、笑ってないよ」
「噛んでるじゃん!いいもん、ださくても!」
その言葉を聞いた麗奈斗君はこらえていた笑いを
いっきに吹き出した
「ご、ごめん」
爆笑しながら麗奈斗君は謝っていた。
「んもー・・・。そんなに面白くないでしょ」
「だってこんな段差で転びそうになってるんだもん」
・・・なっ!麗奈斗君って意外に失礼な奴か・・・?!
まぁ、確かに高い段差ではないけど・・。
「そろそろ帰ろうか」
爆笑していた麗奈斗君が涙を手で拭きながら言ってきた
「う、うん」
「バカ・・・。」
「え?」
あ、バカって言っちゃった・・・。
「ん、なんでもないよ!」
「バカって言った」
聞こえてたのかよ!
なら聞かなくてもいいじゃん・・・。
「もう知~らない」
麗奈斗君はそう言って玄関を出て行ってしまった

「ちょ、ちょっとー!」
急いで私も玄関を出た。
けれどよっぽど走るのが速いのか
麗奈斗君はそこにはいなかった。

ホントに帰っちゃったのかな・・・。
ここら辺道詳しく分からないんだけど・・。

きょろきょろしていると麗奈斗君が
横から顔を出してきた

「・・・うわぁ!」
私はびっくりして思わず声を出してしまった。