やつは相当慌てていたみたいで西田さんの急所は外れていた



「西田さん!!」



「………エ」







「早くやつを追え……」



西田さん……



「早く!!」



「無理です、もう逃げました。そのまま安静にしてください」



俺は救急車をよぼうとした



手がふるえる



えっと……



110?



馬鹿それは俺たちじゃん



11……



「……救急車だから普通に考えて9だろ」



西田さんのつっこみで我に返った