帰り道---

「・・・。」
「・・・・。」

「怒んないの・・?」

玲奈が乃吉に尋ねる。

「・・ああ、別に・・・。」

「それって、怒る気にもなれない
くらい呆れてるってこと?」

「ちげーよ、お前もしっかり立ち直って
んだって感心してんだよ。」

乃吉はニカッと笑って見せた。

「・・・だといいな・・。」

玲奈はボソッとつぶやいた。

 







『嘘ついて置いてかれたあいつ
が、俺らに嘘ついて中学生らしく
友達と出かけてたんだからな・・。』


乃吉は心の中で思った。





次の日そのパーティーが成功した
ことは言うまでもない。




これにて事件(?)は解決!!