天使の残像

「ふうん」

 ライカは渡された写真をマジマジと眺める。

 金髪のショートに明るい緑の瞳の青年だ。

 随分と小柄な感じで自分より少し年下かなと眉を寄せる。

 見た目的に女にはモテるタイプかもしれない。

 写真の画像は多少粗く、詳しい面持ちまでは解らなかった。

「こいつが何か悪いことでもしたのか?」

 悪人には見えないが。

「ええ。そうなんです。もう極悪人で、我々も手を焼いているのですよ」

 あなたのお噂は兼ね兼ね耳にしています。

 新進気鋭(しんしんきえい)の星と呼ばれるあなたに是非、彼を捕まえてもらいたい。

 男はライカを褒め称える文句をまくしたてた。