何が起こったのか解らずベリルに視線を移すと、いつの間にかオートマチック拳銃を手にして自分に銃口を向けていた。

「え? いつの間に?」

 どれだけ素早い動作なのかと驚かずにはいられない。

 しかも、手を傷つける事なく持っているハンドガンだけを弾いた。

 狙ってやったのだとしたらなんという腕前だ。

「貴様の求めるハンターとはなんだ」

 問いかける瞳が鋭く冷たくてライカは体を震わせた。