体育館につくと中をみまわした。

けれど、祐樹はいない。

「ねぇ、祐樹しらない?」

私は、そばにいた子に聞いた。

「部長ですか?部長ならさっき体育館裏のほうにあるいてくの見ましたよ。」

「そっか、ありがとう。」

私はお礼を言うと、体育館裏に走っていった。

「なんで祐樹、体育館裏なんかに…あっ、いた!!!」

祐樹をみつけ、声をかけようとすると祐樹は女の子と一緒にいた。

「あの子…たしか祐樹の後輩の遠野さん?」

私は、すこし隠れ様子を見ることにした。