「おい!」

 朝一番の嫌いな男子の声。

「何?」

 必要最小限の応答。

「ベーっ」

 思いっきりあっかんべぇをされた。しかも、ご丁寧に手をパーの形にして頬のとなりで動かす、という動作つきで。



「こいつ、精神年齢低っ……」