文化祭当日。

どこから持ってきたのか、女子の頭にはウサギの耳らしき物。

美音が持っているのもだぶん・・・否、紛れもないウサ耳。

「繭、折角なんだし、ね?」

折角も何も一生付ける気在りません!!

「皆付けてるんだよ、繭?」

「付けます!!」

美音の顔が閻魔様化して怖いです!!!

「さっすが繭!!」

「サッサと付けて、男子達もう出てるのよ」

実はもう喫茶店は開店していたのだ

「ほら繭行くよ~」

「ぅう~」

決意を決め教室に向かった


「「お帰りなさいませ、ご主人様っ」」

美音と一緒に来た客をお持て成し中。

美音はこういうお祭りごと大好きだから語尾にハートなんか着きそうな声を出している。

・・・そう言えばさっきから男の人に見られてる気がする・・・

何か変なのかな?

クルクルと自分を見てみたけど変わったとこは無い。

「ん~何が変なのかな~?」

「その行動じゃない?」

「西森君!!」

「繭・・・何その耳」

「美音に脅されて・・・」