KISS AND SAY GOOD-BYE


『君達、何飲む?

好きなのを頼めば良いよ!』


「それじゃあ、私はカフェオレお願いします。

リュウはコーヒーだよね!」


『さっきは、済まなかった。

大人気なさすぎだったよな!

あまりに君が、良い意見を出すから、正社員の俺としては、焦ってしまったんだよなぁ。』


「気にしてませんので、お気遣いなく!

あとから出された案も、とても良かったですよ。

さすがに、VIPルームなんて発想は出てきませんでした。

言われてみれば、確かに良くカラオケボックスで、ビジネスマンが数人で昼間から来ているのを見かけてました。

サボってるのかと思っていましたが、まさか商談で使っているとは!

これから、皆で力を併せて頑張って行きましょう!

私も、出来る限りのお手伝いをさせて頂きます。」


『桧山君が、そう言ってくれると心強いよ!

16才の高校生とは思えない発想力と、視野の広さに驚かされていたんだから!

彼女さんの滝本さんも、宜しくお願いしますね!』


「はい。

私も、頑張って皆のお手伝いをさせて頂きます。」


『それじゃあ、早速お願いしても良いかい!?』


「何でしょうか!?」


『カラオケに付き合って欲しいんだ!

明日、午後の打ち合わせが終わってからで良いんだけど、他店の営業形態の視察って言うか、どんな感じで営業しているかを、もう一度この目で確かめたいんだ!

今まで、たくさんのカラオケボックスを見て回ったんだが、何処もあまり変わり映えがしないんだ。

そこで、若い子達が良く行くカラオケ店に案内して貰いたいんだ。

君達の年代なら、色々と変わったカラオケ店にも詳しいんじゃないかい!?』


「それなら、良いところが在りますよ!

池袋に在る、BeAm BeAt ってカラオケ店なんですが、色んな催し物や企画を遣ったりして、若者に人気のお店なんです。

私達が遣ろうとしているカラオケ店と、少し主旨は違いますが、それでもなかなか面白い事を遣ってますよ。」


『そうか。

宜しく頼むな。』


「分かりました。」