KISS AND SAY GOOD-BYE






『うわぁ、素敵なストール、ありがとう!』



「谷さんのは美華のチョイスなんだよ。」



『じゃあ、このジャケットは桧山っちが選んでくれたんだな!』



「あぁ、いつもラフな格好ばかりしてるから、そろそろ大人のファッションも良いかなぁって思って!

吉川なら、背も高いしスタイルも良いから、ちょっとお洒落なジャケットも似合うんじゃないかとおもってな!」



『気に入ったよ。サンキューな!』



「マコちゃんのは、美華が選んだんだぜ。」



『滝本さんは、センス良いですね。』



「そのマグカップは、愛ちゃんとペアになってるのよ。

熱帯魚のデザインが可愛かったから、即買いしちゃった。」



『この絵の熱帯魚ってね、 シクリッド科って言うスズキ目ベラ亞目のさかなでハートテイル ピンク って呼ばれてるんだよ。

尻尾のところがハート型になってるでしょ。

けっこう人気のある種類なんだよ。

それを選んでくる滝本さんのセンスは最高ですね。』



「まぁ、喜んでくれたから良かったな美華!」



『う……うん。

ただハート型の尻尾が可愛かったのと色がピンクだったから、二人に似合うかなぁって思ったから。

それと、シルクのパジャマ。

これも、愛ちゃんと色ちがいのお揃いだからね。』



『美華さん、有り難うございます。』



『愛さん、後でこのパジャマ着て、お揃いのマグカップで一緒にカフェオレでも飲みましょうね。』



『そうですね誠さん。』



「マコちゃんのおばちゃんのも、美華のチョイスなんですよ。」



『有り難うねぇ。

こんなに可愛いらしいエプロン、私に似合うかしら。』



「とっても似合ってますよおばちゃん。」



『それにしても高かったでしょ!?

この龍の絹糸刺繍って、台湾で大人気の有名なデザイナーの作品でしょ!?』



『ご存じでしたか。

この間、テレビで遣ってたのをお店で見付けて、可愛かったので買っちゃいました。

平井くんのお母様に買ったのと、色違いのエプロンを、私も買ったんですよ。

お揃いです。』



『あら、そうなの。

美華さんもお料理されるんですね!?』



「おばちゃん、違うんですよ。

美華は、殆んど料理しないんですから。

エプロンは、絵を書くとき用なんです。」



『ひどい、りゅう!!!

なんで、バラすのよぉ!』



「ゴメンゴメン!」



『まぁ、美華は食べる方専門だもんね!

私も人の事言えないけどね!』



「谷さんは、心配しなくても、陶一郎が何でも作ってくれるさ!

そうだろ!?」



『おう、任せとけぃ!!

真理恵っちの為なら、何とかするさ!』



「ところでマコちゃん、親父さんは!?」



『爸爸(パパ)は、今日も仕事だよ。

新たに作る電波塔の調査が難航してるって言ってた。』



「クリスマスだってぇのに大変なんだね。」