KISS AND SAY GOOD-BYE

 



『修行中なんだから、仕事に支障をきたさないなら、それで良いって言ってた。』


「そうなんだ!

韓国に行ってるって事は、叔父さんと一緒に行ってるの?」


『そうだよ。

叔父さんの一番お気に入りの弟子だから、今回は唐辛子の選び方の勉強も兼ねての韓国なんだって。』


「まさか、叔父さんが先頭に立って一緒にキーセンに行ってたりして。」


『な訳無いじゃない!

そんな事したら、叔母さんに殺されちゃうわよ。』


「貞美(チョンミ)叔母さんやアヤ姉みたいな、奥さんや彼女が恐いからこそ、遠く離れた韓国では、思いっきり羽を伸ばして遊んで来るんだよ。」


『そうなの!?』


「当然だろ!

優しくて素敵な奥さんや彼女が居たら、唐辛子や人参を買うだけで1週間も韓国に居ないって!

あんなの、いつも買うところ決まっているんだから、買い付けだけだったら、2日もありゃ終わるよ。

俺も昔、ハルモニ(お祖母さん)と一緒に行って来た事有るけど、1日で終わったよ!

後は、向こうで粉にして乾燥させて、送って貰うだけなんだから。

人参も、市場に行けば、大抵の人参なら手に入るし。

高価な50年物以上じゃないんだから。

向こうには、信頼出来る業者も居るんだぜ。

何しに、1週間も韓国に滞在しなくっちゃいけないんだよ!」


『何か、マジでムカついてきた。

今頃、何処で何をしているのか、メチャクチャ気になる。』


「何処のホテルに滞在しているの?」


『ロッテワールドホテルだけど…。』


「今が7時半だから、多分部屋には居ないと思うよ。

市内のディスコパブか、ショーパブに行ってるはずだな!

そういったお店のウェートレスやモデルの女の子は、お持ち帰り出来るからな!」


『あんた詳しいわね!

何でそんな事知っているのよ?』


「俺も中学生の時に、アガシ買ってホテルで楽しんだし!」


『呆れた弟。

良くパパに怒られなかったわね!』


「だって、アボジ(親父)も…………。」


『どうしたのよ。

アッパ(パパ)がどうしたって!?』


「イヤ、何でも無いよ!」


『もしかして、アッパもアガシ(若い女性の事)を買ったの?』


「俺は、何も知らないよ。」


『ちょっと何処行くのよ?

ちゃんと説明しなさい!』


「アヤ姉、オモニ帰って来たよ。」