途中、脱線しながらも、不得意教科を、得意な人が教えてあげたり、試験の出題予想をたてたりして、気が付けば夕方の6時が近付いてきた。
『さぁて、そろそろ帰りましょ!?』
「そうだな、マコチャンの親父さんもそろそろ帰ってくる時間だろ!?
晩飯まで邪魔したら悪いもんな!
美華は俺が送っていくから、陶一朗はマリエをちゃんと自宅まで送ってあげろよ!?」
『任しとけ!
俺の大事なマリエっちを一人で帰らす訳がない!
愛チンは!?』
『私は、今晩はこちらで泊まって行きますから。』
『マジで!
マコチャン、それって……!』
『愛さんの御両親は、愛さんが僕のところに泊まるのは承諾しているんだよ。
いつも御両親は忙しいから、愛さんはいつも一人でお留守番してるのが可哀想だから、僕の 妈妈(マ~マ=母親)が愛さんの御両親に提案したんだ。
不純異性交遊はさせませんから、御両親が不在の時は家(うち)で愛さんをお預かりさせてくださいな!って。』
『そうなんだ。』
『だから、僕のところには愛さんの専用の部屋も在るんだよ。』
『ホント!?』
『僕の部屋の向かい側がそうだよ。』
『愛ちゃん、お部屋見せて!?』
『良いですよ。
皆さんも見ますか?』
「マコチャン家に愛ちゃんの部屋が在るなんて初耳だぞ!
俺も見る。」
そして、結局皆でゾロゾロとマコチャンの部屋から愛ちゃんの部屋に移動した。
『ウワァ~、可愛いお部屋。
壁紙が淡いピンクだし、ぬいぐるみがいっぱい!
洋服ダンスまであるし、天蓋付きのベッドって……!
もう、いつ結婚しても直ぐに生活始められるじゃん!』
「だよなぁ~!」
『誠さんが貰っていただけるなら、私はいつでも平井家に嫁ぐつもりなんですのよ。』
『僕が大学を卒業して、 爸爸(パ~パ=父親)の会社に就職したら、愛さんを貰いに工藤家の御両親に挨拶にいくつもりなんだ!』
『マコチャン凄い凄い!』
『マジで!羨ましい。
マリエっちも、俺が大学を卒業したら親父のところで修行するから、その時は一緒になろうな!』
『陶一朗次第よ!
浮気したり、きちんと仕事しなかったりなんて亭主は要らないからね!』
『おう、任せとけ!』
「美華は俺のところに嫁ぐよな!?」
『勿論よ。
リュウがよそ見しないで私だけを見ていてくれたらね♪』
「ハハハ、その心配なら大丈夫だよ。
俺は根は真面目だから!」
『キャミソールに釣られて工業高校に来る人だからなぁ~!』
「また蒸し返す!
だから、言いたくなかったんだよなぁ~!」
『『『ハハハ……!』』』



