KISS AND SAY GOOD-BYE






『ミカさんにマリエさん、初めまして!

工藤 愛と申します。

これからも宜しくお願い致します。』



「愛ちゃんは相変わらず堅いなぁ!

俺達はタメなんだから、敬語も丁寧語も要らないんだよ。」



『はい。

気を付けますね。

でも、これが私の話し方なんで、気にしないでくださいね。』



「分かったよ。」



『ところで、マコチャンから聞いたんだけど、女学院に通ってるんてだって!?』



『はい、幼稚園から高校までずっと女学院ですの。』



『そうなんだ。

で、ご両親は何をされてる方なの!?』



『父は、宮内庁専属のお医者さんなの。

母は、T大学の海洋科学研究室で、海洋生物学の教授をしていますのよ。』



『凄いわねぇ!

じゃあ、いつも家にご両親は居ないんじゃないの?』



『はい、でももう馴れました。

いつもおばあ様もおじい様もいますし、お手伝いさんも居てくれるから、特に困ることもないし、退屈したら近所の熱帯魚屋さんに行って、お魚を眺めていたら、退屈しませんので。』



『それで、マコチャンと知り合ったんだよね!?』



『そうなんですの。

誠君のお話を聴いていたら退屈しないし、水槽の中をレイアウトする誠君のお手伝いなんかも楽しいので、時間はいくら会っても足らないし、両親が忙しいからって、寂しいなんて感じたことは有りませんわ!』



『さすがマコチャンね!』



『ハハハ、僕と愛さんは同じ趣味でも繋がっているんですよ。

因みに、水槽のレイアウトと言うのは、アオミドロのようなコケ類から、前景用のショートヘアグラスとか、中景用のアクアティカとか、後景用のレッドクロスプランツなどを植え付けて、後は流木や石 ガラス細工や、後はピューターと言って金属でできた細工物を沈めて……』



「マコチャン
その話は長くなるから、早く下に降りてお昼ご飯食べようよ。」



『ゴメンゴメン!

そうだったね。

さぁ、皆下に降りて食事しましょう!

妈妈(マ~マ)がお待ちかねだろうから。』



「さぁて、今日は何が食べれるかな!

美華も驚くぞ!

マコチャンのお袋さんの料理はレストラン並みに旨いからな!」



皆で1階のリビングに降りていくと、そこには溢れんばかりの料理が、ところせましと並んでいた。



『凄い!

美味しそう!』



「実際に美味しいんだから。」



『さぁ、みんな座って。』



『皆さん、ようこそ。

いつも息子のマコトがお世話になってます。

今日は遠慮しないで召し上がってくださいね。』



『おばちゃん、覚えてます!?

陶一朗です。

ご無沙汰してます。』



『覚えてますよ。

トウちゃんはうちの旦那の盆栽を壊して怒られてしょげていたのを、私の作った水餃子できげん直してたもんね!』



『へへへ……!』